2011年5月29日日曜日

RightScaleの運用思想

RightScaleの無償で使えるLAMP-All-in-Oneテンプレート仕様書を見てもらうと、さて、どのように使うのかという疑問がわいてくるかもしれない。

そもそも、一般的にwebコンテンツの作成や保守ということを考えてみると
  1. コンテンツの作成
  2. データのアップロード
  3. 動作確認
ということになる。2のデータのアップロードは、ftp/scpなどで都度アップロードしているのかもしれない。
RightScaleの場合は、ちょっと違う。彼らの思想は、
  • s3に格納されているファイルを展開
  • svnなどのレポジトリからエクスポート
という運用を定義している。もちろんftp/scpの運用は、RightScriptを作成してあげれば問題なくできるのだが、彼らの思想には合っていないと思う。
(RightScriptの作成のヒント ftpデーモンのインストールとftpアカウントの管理を行うスクリプトを作成する。)

RightScaleは、webのフロントエンドに関しては、揮発性のインスタンスを標準的に使うようになっている。つまり、EBSのような不揮発性のインスタンスは使わない。理由は、ServerArrayなどのオートスケールを使う場合や移設をする場合、アベイラビリティゾーンやリージョンが異なっても対応できるようにするためだと思われる。

実際のRightScale提示の運用は、s3上に確実にコンテンツの保持、メンテナンスを行うか、svn上にチェックインをしていくかの2つのうちどちらかである。
無償版では、s3の運用で、有償版では、svnの運用スクリプトが利用可能。
svnでの運用をする場合は、自分でsubversionのサーバを立てるか、www.xp-dev.comのようなオンラインサービスを利用することになる。

RightScaleが提示する運用方法は、インスタンスの起動時に、一括してインスタンスを作成するので、インスタンス稼働中に、コンテンツのアップデートは、あまり考慮していない。アップデートされるものは、極力データベースの中だけにしておくという形になる。なぜなら、インスタンスに対して、徹底的なポータビリティを持たせるためである。

このように、RightScaleを使う場合、deploymentを作成するに当って、事前に構築、運用のシナリオを作成することが重要である。このシナリオの作成をしっかりやっておくと、動的な構築や、DR/HAなどのリージョンまたぎの構築がより柔軟かつ簡単にできて、それが仕様とすることができる。

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